瀧田蕎麦が、なぜ100%自社栽培にこだわるのか。
そこには、当社の目指す、“地域社会への貢献”が根底にあります。
耕作放棄地の増加を食い止めたい
蕎麦の栽培を始めた当時、新治地域では農業従事者の高齢化や後継者不足の問題により、耕作放棄地が増加の一途を辿っていました。
耕作放棄地が増えると、景観が損なわれるだけでなく、視界の悪化による交通安全上の問題の原因にもなります。耕作放棄地の問題は、子供たちの通学においても例外ではなく、子供たちの登下校の安全を脅かす可能性も懸念されていました。
子供たちの未来のために
そこで、私たちは、愛する新治地域の美しい田園風景と、地域の未来をつくる子供たちの安全のため、会社として耕作放棄地の問題に取り組むことにいたしました。
平成22年から始めた「常陸秋そば」の栽培は、決して簡単な道ではございませんでした。地域の皆様にご理解をいただくことから始まり、農地を借り受け、栽培方法を研究し、実際に種を蒔き育成して収穫するまで、困難の連続でした。長年の努力の結果、ようやく納得のいく品質と、製品化するに足る収穫量を得ることができるようになりました。
我が愛する郷土である土浦市新治の地で育まれた「常陸秋そば」を、蕎麦の本場信州長野の製粉業者の協力を得て、本格的な石臼挽きで白く美しい麺に仕立て上げました。
口いっぱいに広がる常陸秋そばの“香りと味わい”、つるりとした二八そばならではの“のど越し”は、私たちの自慢です。
「瀧田蕎麦」を美味しく召し上がっていただいたあとに、皆様のその愉しみが、私たちの愛する郷土と、そこに暮らす子供たちの安心に役立っているという事実を、ちょっとだけ思い出していただければ、これ以上なく幸いです。
>「常陸秋そばについて」
>「こだわりの製法」
